現代の古代遺跡

今回は私が過去に面白いなと思った人工物のデザインを分析してみました。

ディズニーシーを象徴する建物の一つでもある インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの魔宮 です。

このアトラクションは、1930年代の中央アメリカのジャングル ”ロストリバーデルタ” の奥にあります。

古代文明の遺跡が発掘され、遺跡の謎を明らかにしようと考古学者や一攫千金を狙う人が集まっているそうです。

この神殿の面白いと思ったところは 造りや構造 です。

(引用元:https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/attraction/detail/222/ )


ディズニーリゾートにある建物といえば、近未来的のような斬新なデザインだったり、逆に老朽化が進んだかのようにボロボロなデザインだったりと、普段見かけないような独特のものばかりで、建物を古く見せる技法のことを エイジング と言います。

この神殿もエイジングが使われていて、四角い岩の形や岩が不揃いなこと、岩が数カ所欠けていること、岩の隙間から木や草が生えていること これらの要素が建物をより古く魅せています。

また、神殿の周りが木で覆われていたり、神殿やその付近に人の顔のようなものが彫られた岩が複数あって不気味さを増しています。


皆さんはシンデレラ城に強化遠近法が使われているのを知っていますか?

シンデレラ城の大きさは 51メートルしかないけれど、お城の壁にある石垣やパーツの大きさが下→上にいくにつれて 大→小 になっていたり、先端に向かって細くなっていたりと、実際の高さ以上に高く大きく感じさせる工夫がされています。


この神殿も強化遠近法が使われていて、神殿の大きさは 約25メートルしかないけれど、近くで見ると神殿の存在感や迫力を感じることができます。

(引用元:https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/attraction/detail/222/ )


このようなこだわりはパーク内の他の場所でも見る事ができます。いつもとは違う視点でパークを見て回るのも面白いと思いました。

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